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2015年 03月 03日
Glenn Gould
 閑話休題・・・。

最近は新しいCD(今やDL音源かな)を手にすることもほとんどなくなりましたが、そんな中、
Amazonで、Valentina Lisitsa というウクライナ出身の女性ピアニストのショパンと
シューマンの小曲集を買ってみました。
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動機は女性らしからぬ打鍵の強さや、『魔女的』と言われる演奏をYoutubeで見たからです。
(リストの長尺演奏がとても印象に残りました。)
演奏の評価が出来る程、耳は肥えていませんが、クラシックと言えばJAZZに傾倒する前、
電子ピアノでバッハの小曲を弾こうとしていた頃に聴き始めたのがグールドのバッハ演奏です。

姉から、『バッハならグールドを聴いた?』と言われ、徐にCDショップへ行き、早速バッハ集を購入。
バッハといえば、幼少の頃、オルガン曲に魅せられたのが音楽との出会いの一歩だったような気が
しますが、如何せん音楽的才覚は無いに等しいので、何が良いのかよく分かりません。(笑) 
結局、他のピアニストの演奏との聞き比べや、グールド以前の名演と言われた演奏などを聴き、
ようやくその魅力を体感するに至りました。
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また当時は確かグールドの没後10年(1992年)にあたり、メディア(NHK教育)で哲学者の浅田彰氏が
紹介したり、伝記映画の上映があったり(確か中野まで見に行った)、様々な解説本が出版されたりして、
それらを買いまくって読み漁るなど、結構入り込みました。

今でもたまに聴くのは1981年録音の『ゴールドベルグ変奏曲』ですが、この遺作となった録音にしても、
瑞々しい演奏がとても魅力的です。
(1955年録音のデビュー盤も若々しさに満ちていて素晴らしいのですが・・・。)
Glenn Gould _b0109942_19313291.jpg

これは当時、よく読み返した解説本。今や絶版?のようです。
写真集あり、石ノ森章太郎の漫画あり、エピソードや解説など盛り沢山で、グールドの演奏と人となりを
知り得る、自分にとっては入門書のような存在でした。

あれから20年有余年。そして没後、30年以上が経ちました。
その後自分はJAZZに傾倒し、最近では自分なりの癒しを求めてたまに野鳥撮影に出掛けますが、
何やら惹かれているものは皆、同質なもののような気がします、今振り返ると・・・。(笑)

Panasonic Lumix LX-3

by semi_san | 2015-03-03 20:00 | お気に入り♪♪


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